いまから約3000年前、「国の大事は祀と戎にあり」とされた中国殷周時代では、当時もっとも重要視された祖先のまつりのために、複雑繊細な造形を特徴とする青銅器が数多くつくられました。またそれらは単なるオブジェとしてではなく、まつりのなかで実際に用いるための実用品である点も大きな特徴となっています。いわば装飾性と機能性の不思議な両立が見られる青銅器から、中国古代の世界はどのように読み解くことができるでしょうか。世界的にも評価の高い住友コレクションの名品の数々とともにご紹介します。講師は泉屋博古館学芸員・山本堯氏。6月27日、金曜14時~15時半、3,500円。詳細は➡中国青銅器