はこ心理教育研究所長・亀井敏彦先生指導による「心理療法家と作る縄文土偶」講座が始まりました。会場は犬山市にある「はこセミナーハウス」です。樹木に覆われたセミナーハウスは、いかにも非日常空間を思わせる佇まいで、初めて訪れる方は興味津々です。

第1回目は、まず縄文時代、土偶などについてのレクチャーからスタート。部屋の中には、先生が作った土偶のレプリカが沢山並べられ、見ているだけで創作意欲が湧いてきます。レプリカに触ったり、文献、図録を見たりしながら、自分の作りたい作品の構想を練っていきます。

昼食後は隣の作業ルームで、いよいよ実技がスタート。作業ルームには「箱庭セミナー」に使う大量のアイテムが整然と並べられていて、別世界に踏み込んだようです。作業の第一歩は土練りから。簡単そうに見えて、これがなかなか大変です。土に十分手が馴染んだところで、成形に入ります。丸める、伸ばすなどの基本を教えてもらったら、いよいよ自分好みの形を作っていきます。小さめの土偶に挑戦する人、土偶笛で音を出すのに懸命の人、約2時間、土と格闘してこの日は終了しました。次回は本格的な土偶作りを目指します。