2024年冬の講座一覧 一覧表はこちら➡2024年度冬
特別講座
■地球科学がおもしろい~日本ウナギの生態と地球史 名古屋大学教授・道林克禎
日本ウナギはマリアナ海溝近くで産卵し,黒潮に乗って日本列島にやってきます。3000kmも遠い南の海までいくのは,地球表層のプレート運動と深い関わりがあることがわかってきました。生態と地球の深い話を紹介します。3月9日、土曜15::30~17:00、3,000円。
■紫式部と王朝の歌人たち 京都産業大学教授・小林一彦
『源氏物語』の作者、紫式部。道長の愛人だったという説もありますが、最高権力者の有能な秘書であったことは疑いないようです。そして清少納言との関係は?冷泉家時雨亭文庫の機関誌「しぐれてい」に36回にわたり連載された「王朝の女流歌人たち」。講座では、その中から選りすぐりの話題を取り上げ、新しい紫式部の姿を浮かび上がらせます。2月28日、3月6日、水曜14:00~15:30、2回7,000円。
レギュラー講座
■『徒然草』を味読する 筑波大学名誉教授・ 稲垣泰一
随筆文学の白眉である兼好法師著作の『徒然草』を、江戸初期の古写本(大和絵の挿絵入り)を用いて、全段を熟読します。著者の人間観、処世術、人生観、趣味論などを読み解いていきます。 3月1日、金曜13:00~15:00、1回3,500円。
■焼きものを見極めよう~陶磁史の視点から 元愛知県陶磁資料館館長補佐・井上喜久男
焼きものを理解していく上で重要なのは、産地を見極め、かつそれがいつの時代のものなのかを判断する眼を持つことです。この講座では、各窯の陶磁史を理解した上で、少しずつできるだけ実物を通して「本物とニセモノ」の見方を習得することを目指します。第3水曜13:30~15:00、 3回9,200円、各回3,500円。
■日本の仏像シリーズ~対比でみる鎌倉彫刻 大和古寺の仏像~東大寺Ⅰ 奈良国立博物館名誉館員・鈴木喜博
東大寺の鎌倉復興期の仏像、特に仏師快慶の三作品を取り上げます。いずれも快慶の代表作で、俊乗堂の阿弥陀如来像と公慶堂の地蔵菩薩像では安阿弥様(あんあみよう)の理解を深めます。僧形八幡神像は次学期第一回分も含めて二回に分けて、その魅力を語ります。1/24、2/28、3/27、水曜13:30~15:00、3回11,300円、各回3,800円。
■『梁塵秘抄』の世界 国文学者、日本歌謡学会理事・ 馬場光子
戦いが続き、いつ終わるともない混乱が続いていた時代に人びとが口ずさんでいた歌々。何やら今に通じるものがしみじみと迫ります。後白河法皇が編纂した今様歌の集大成『梁塵秘抄』の或るひとつの歌を取り上げて読み味わう講座です。レギュラーで開講していますが、1回受講や初めての方も大歓迎。3月25日、月曜13:30~15:00、各回3500円。
■能・狂言を深く知るために~能・狂言で味わう四季 春~冬 伝承文化研究センター所長・林 和利
日本の文芸はそれぞれの季節を象徴する風物を大切にしてきました。その伝統を受け継ぐ能・狂言を通して日本の四季を味わいます。講師は伝統文化研究センター長・林和利氏。1/20、2/3、3/2、土曜13:30~15:00、3回8,300円、各回3,300円。
■ユング心理学「箱庭体験」 はこ心理教育研究所所長・亀井敏彦
心が疲れていませんか。他人のようにうまく生きられない、対人関係が苦痛に感じる、潤いのない毎日・・・、そんな心の葛藤を、ユング派の分析家といっしょに見つめなおしてみましょう。箱庭作りを体験することで、魂を自由に遊ばせ、今まで気づかなかった自分を発見します。会場は、はこセミナーハウス(犬山市)11/19、1/21、3/17 日曜 13:30~16:00、3回19,800円。
※会場表記のない講座の会場はすべて地下鉄東山線千種駅、桜通線車道駅直近のIMYビル会議室で行います。
※各講座の詳しい内容を記載したチラシもございます。お気軽にお問い合わせ下さい。