2023年冬の講座一覧 一覧表はこちら➡2023年度冬
特別講座
先行きの見通せないこの試練の時代、日々を安心とともに過ごすのが難しいと感じる人が少なくありません。「ネガティブ・ケイパビリティ(不確実な状況を生き抜く力)」が必要とされる時代とも言えます。今だからこそ、自らの心にしっかりと向き合うことで自分自身に思いやりを向け、他者への思いやりを育む、「自利利他」の実践が必要です。講師の精神科・心療内科診療ならびに禅の実践に基づく心の調え方について、マインドフルネスの観点からご紹介し、瞑想法を体験します。1月19日(木)14:00~15:30、4,000円。
地球科学とは、地球を研究対象にした学問です。フィールドワーク中心に地球の本質に迫ろうとしている第一線の研究者が話す、興味深い講座です。前回に続き、日本人として60年ぶりに記録を更新した、超深海底への潜航調査から見えてきたものを、より具体的に話します。3月11日 土曜15:30~17:00、1回3,000円。
■『徒然草』を味読する 筑波大学名誉教授・ 稲垣泰一
随筆文学の白眉である兼好法師著作の『徒然草』を、江戸初期の古写本(大和絵の挿絵入り)を用いて、全段を熟読します。著者の人間観、処世術、人生観、趣味論などを読み解いていきます。 不定期 金曜13:00~15:00、1回3,500円。
■焼きものを見極めよう~陶磁史の視点から 元愛知県陶磁資料館館長補佐・井上喜久男
焼きものを理解していく上で重要なのは、産地を見極め、かつそれがいつの時代のものなのかを判断する眼を持つことです。この講座では、各窯の陶磁史を理解した上で、少しずつできるだけ実物を通して「本物とニセモノ」の見方を習得することを目指します。第3 水曜13:30~15:00、 3回9,200円、各回3,500円。
■日本の仏像シリーズ~対比でみる鎌倉彫刻 大和古寺の仏像4 奈良国立博物館名誉館員・鈴木喜博
興福寺西金堂の仁王像と天燈鬼・龍燈鬼は、鎌倉時代の美術図録の巻頭を飾る著名な彫刻で、より深く鑑賞できるような情報をお知らせします。薬王・薬上菩薩像は西金堂本尊の両脇侍像で、現在は平成再建の新金堂に安置されています。認知度は低いかもしれませんが、鎌倉彫刻の勘所をつかむのに適した優れた仏像です。1/10、2/21、3/21 火曜14:00~15:30、3回11,300円、各回3,800円。
■『梁塵秘抄』の世界 国文学者、日本歌謡学会理事・ 馬場光子
戦いが続き、いつ終わるともない混乱が続いていた時代に人びとが口ずさんでいた歌々。何やら今に通じるものがしみじみと迫ります。後白河法皇が編纂した今様歌の集大成『梁塵秘抄』の或るひとつの歌を取り上げて読み味わう講座です。レギュラーで開講していますが、1回受講や初めての方も大歓迎。不定期、月曜13:30~15:00、各回3500円。
■能・狂言を深く知るために~野村万作・萬斎の至芸でよみとく狂言の名作 伝承文化研究センター所長・林 和利
狂言の名作を、人間国宝として評価の高い野村万作、萬斎の親子による至芸でお楽しみいただくとともに、その前提として台本を読み解きます。また、見どころのポイントも解説します。普遍的価値にも言及して、より深い狂言の鑑賞を提供します。1/7、2/18、3/4 土曜13:30~15:00、3回8,300円、各回3,300円。
■ユング心理学「箱庭体験」 はこ心理教育研究所所長・亀井敏彦
心が疲れていませんか。他人のようにうまく生きられない、対人関係が苦痛に感じる、潤いのない毎日・・・、そんな心の葛藤を、ユング派の分析家といっしょに見つめなおしてみましょう。箱庭作りを体験することで、魂を自由に遊ばせ、今まで気づかなかった自分を発見します。会場は、はこセミナーハウス(犬山市)11/20、1/15、3/19 日曜 13:30~16:00、3回19,800円。
※会場表記のない講座の会場はすべて地下鉄東山線千種駅、桜通線車道駅直近のIMYビル会議室で行います。
※各講座の詳しい内容を記載したチラシもございます。お気軽にお問い合わせ下さい。