狂言は室町時代のコメディーです。通常は、能舞台で能と共に演じられ、堅苦しいイメージがありますが、実は気楽に楽しめる演劇なのです。しかも、様式性と写実性を両立させた普遍的な価値があります。その狂言の名作を、人間国宝として評価の高い野村万作、萬斎の親子による至芸でお楽しみいただくとともに、その前提として台本を読み解きます。また、見どころのポイントも解説します。普遍的価値にも言及して、より深い狂言の鑑賞を提供します。講師は伝統文化研究センター長・林和利氏。1/7、2/18、3/4、土曜13:30~15:00(7/2のみ13:00~14:30)、3回8,300円、各回3,300円。
興福寺西金堂の仁王像と天燈鬼・龍燈鬼は、鎌倉時代の美術図録の巻頭を飾る著名な彫刻で、より深く鑑賞できるような情報をお知らせします。薬王・薬上菩薩像は西金堂本尊の両脇侍像で、現在は平成再建の新金堂に安置されています。認知度は低いかもしれませんが、鎌倉彫刻の勘所をつかむのに適した優れた仏像です。講師は奈良国立博物館名誉館員・鈴木喜博氏。1/10、2/21、3/21 火曜14:00~15:30、3回11,300円、各回3,800円。
地球科学とは、地球を研究対象にした学問です。フィールドワーク中心に地球の本質に迫ろうとしている第一線の研究者が話す、興味深い講座です。前回に続き、日本人として60年ぶりに記録を更新した、超深海底への潜航調査から見えてきたものを、より具体的に話します。講師は名古屋大学教授・道林克禎氏。3月11日 土曜15:30~17:00、1回3,000円。
随筆文学の白眉である兼好法師著作の『徒然草』を、江戸初期の古写本(大和絵の挿絵入り)を用いて、全段を熟読します。著者の人間観、処世術、人生観、趣味論などを読み解いていきます。講師は筑波大学名誉教授・稲垣泰一氏。3月3日 金曜13:00~15:00、3,500円。
陶磁史を理解した上で、できるだけ実物を通して「本物とニセモノ」の見方を習得することを目指します。あなたの鑑定眼が各段にアップすることでしょう!講師は元愛知県陶磁資料館館長補佐・井上喜久男氏。第3水曜 13:30~15:00、3回9,200円。
「遊びをせんとや生まれけむ・・・」と平安末期に都で大流行した今様歌。いつ終わるともない混乱ご続いた時代に人々が口ずさんでいた歌々からは、今の時代に通じるものがしみじみと迫ります。後白河法皇が編纂した『梁塵秘抄』の中から、毎回一つの歌を取り上げてじっくり読み味わいます。講師は国文学者、日本歌謡学会理事・馬場光子氏。12月26日 月曜13:30~15:00、1回3,500円。
他人のようにうまく生きられない、対人関係が苦痛に感じる、潤いのない毎日・・・、そんな心の葛藤を、ユング派の分析家といっしょに見つめなおしてみましょう。箱庭作りを体験することで、魂を自由に遊ばせ、今まで気づかなかった自分を発見します。講師は、はこ心理教育研究所所長・亀井敏彦氏。会場ははこセミナーハウス(犬山市)。11/20、1/15、3/19 日曜 13:30~16:00、3回19,800円。
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