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窯下部の焚口に点火

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噴き出す炎

「臨床心理士と作る縄文土偶」第3回は、いよいよメインイベントである焼成作業です。予め作品を窯詰めしておき、講座前日の夕方から作業に入りました。最初はゆっくりと温度を上げるため、窯の下部にある小さな焚口に点火(写真左)し、小さな炎で4時間ほどかけて、350~400度になるまで薪を燃やし続けます。その後、徐々に薪を増やしていき、翌朝からは上部の焚口からも薪を投入します。窯内の温度が600度を超えたあたりからは、焚口から炎が噴き出すほどになり(写真右)、薪の消費時間もどんどん早くなります。昼食後は、さらに温度を上げるため、下の焚口にも薪を目いっぱい詰め続け、上の焚口からもどんどん薪を投入していきます。薪を運ぶのが間に合わないほどになり、窯の周りの温度も上昇し続け、水分を補給しながらの作業が続きました。

午後3時ころには、窯内の温度が800度に近づき、焚口を塞いで、この日の作業は終了しました。次回は焼きあがった作品の鑑賞会とレクチャーで締めくくります。割れずに出来上がっているかどうか、少し不安でもあり楽しみでもあります。