奈良・中宮寺の菩薩半跏像(樟材)、京都・広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像(松材)、そして大阪・野中寺の弥勒半跏思惟像(金銅製)を鑑賞します。これら一群の像は、右手を頬に当て、右足を左足に載せ、左足を下に垂らす姿であり、背筋が右に傾くか、まっすぐに伸ばすかなど、姿勢の違いが際立っています。「対比でみる」コンセプトでは「彫刻の空間」の大切さが特に自覚されると思います。講師は奈良国立博物館名誉館員・鈴木喜博氏。10月13日から第2火曜14時~15時半、3回11,300円、各回3,800円。詳細は➡202010仏像シリーズ