朝早い時間からふだんとは違う森を歩くことができるのは、宿泊付き現地講座の醍醐味だ。9月13日の八ヶ岳は早朝こそ深い霧につつまれていたが、清里の森に到着したころからゆっくりと雲が切れはじめ、ときどきのぞく青い空から木々の葉へ、道の先へ光が差し込む。
昨夜の雨に濡れた木の根に気をつけながらレンジャー・岡野さんの案内で歩く特別なコースへ。柑橘のような葉のにおい、びっくりするほど飛ぶ種の音、森の主の木の下で寝転んでみた空の色と枝の勢いの凄み。風の音。すてきな案内によって森歩きは楽しみが深くなる。顔を洗うように心身がすっきり気持ちよくなるひととき。
みなさん、またご一緒に歩きましょう!
☆スケールアップウオーキング
八ヶ岳南麓 自然の魅力に浸る旅 2024年9月12日~13日に催行(1泊2日)
1日目には山梨県北杜市にある「竹の造形美術館」で保坂紀夫氏の作品を鑑賞。
竹という素材の不思議さ、光を通したときの美しさ、何より保坂氏のアート魂が宿る空間で3時間あまりを過ごした。