新潟県に生まれた尾竹越堂、竹坡、国観の三兄弟は、明治から昭和にかけて文部省美術展覧会をはじめとした様々な展覧会で成功を収め、まさに「展覧会の申し子」として活躍しました。しかしながら、実験的ともいえる表現を試み、また時にエキセントリックな生き方を貫いた三兄弟は批判にさらされ、日本美術史からこぼれ落ちていきました。
 光と影の中で、新しい日本画の可能性を示した彼らの革新的で魅力にあふれる作品を、展覧会の見どころも含め紹介します。講師は泉屋博古館東京主任学芸員・椎野晃史氏。10月31日、木曜14:00~15:30、3500円。詳細は➡日本画スペシャル3