2015年9月27日と10月11日の2回、名古屋大学大学院教授の福井康雄先生によるレクチャー「宇宙の『誕生』を追って」を開講しました。
先生は南米チリに設置されている「NANTEN2」(名古屋大学が誇る高精度の電波望遠鏡)を使っての観測をもとに「星が生まれる過程」を研究している世界的な天文学者だ。そして「星の会」で分かりやすく解くやさしい宇宙案内人でもある。
現在でも天空ではくり返されているという星のライフサイクル、「分子雲の衝突」が星の誕生にものすごく大きなカギを握っていること・・・聴けば聴くほど宇宙の始まりが不思議に思えてしかたない。146億年も前のこと、別に人生に関係ないじゃんと言ってしまえば終わりなのだが、やっぱり知るのは面白い。理系アレルギーの人間にも「心を込めてデータを見つめると全く新しい可能性に気付く」という先生の言葉はとっても響いた。